EAに夢破れる大半


皆、一山当てようとFXを始める。
間もなく自動売買ソフト(Expert Advisor ; EA)を知る。
そして、EAは勝てるようにプログラムされていると信じるようになる。
なぜなら、バックテストにより過去の相場で勝てているということは、
相場に対してプラスエッヂ(*相場に潜むエッヂを参照)を持っているということだから。
また、自動売買なのでトレーダーの労力は必要なく、不労所得を得られるようになると夢見るトレーダーも現れる。
しかし、大半は夢破れる。
大半は、EAを使っても勝てないのである。

なぜか。

理由は簡単である。
EAがプラスエッヂを持つかどうかについて、ユーザーの判定が甘いからである。

MT4 の Strategy Tester Report を用いることで、過去の相場に対する優位性を検証することは容易である。
また、Strategy Tester Report を用いて、トレーダーの大半を欺くことも容易である。

EA開発者は結果的にユーザーを欺いていることが多い。

その ” 欺き ” には、2パターン存在する。

  1. EA開発者が勝てないEAであることをわかっていて、あたかも勝てるEAのように演出する悪意のある確信犯のパターン
  2. 実は勝てないEAなのに、EA開発者がそのことに気づくことができず、勘違いしている悪意のないパターン

結果的にユーザーを欺くことになるEA開発者が、1.と2.のどちらに該当するかは、
EA開発者の人間性を議論することになるので、ここでは意味がない。
今、我々がすべきことは、このような ” 欺き ” を見破るための、EAユーザー側の目利き力の向上である。

EA目利きの際にまず確認すべきは、検証期間とトレード回数である。

EAの検証に最低限必要な期間は、2007年~現在までである。
サブプライムショック、リーマンショック、閑散相場、アベノミクスが検証に含まれていないEAは最初から除外すべきである。
この基準を持つだけで、大半のEAを除外できる。

必要なトレード回数は、EAに搭載されているロジック数、トレード時間足により異なるが、目安は、日足なら1ロジックにつき500トレードである。
*EAに搭載されているロジック数は公表されていないことがほとんどなので、要注意。
時間足は短くなればなるほど、FXのマイナスエッヂに翻弄されやすくなるので、検証に必要なトレード数はより多くなる。

EAに夢破れる大半にならないためにも、検証期間とトレード回数は確認する必要がある。
 
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